2016年 05月 30日
共存共栄について考える
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今の建築業界の家造りの考え方は、自然現象などの不都合な事に対して、常に対立軸を作って対応しています。
しかも局所的に考え 多面的にはとらえないので他のものと連動する事は、ほぼありません。
例えば湿度一つとっても、湿気を敵と考え ビニールシートで覆ってしまったり樹脂でコーティングしてしまうなどして極力廃絶しようとします。
ところが、ビニールシートで覆う事で湿気を完全に止める事など不可能で、湿気は壁の中などに入ってしまい結果的に結露や腐食の原因を作ります。
日本の伝統的な材料である漆喰や土壁、安藤建築が採用している羊毛やセルロースファイバーなどは湿気を優しく包み込み、必要に応じて吸ったり吐いたりします。
日差しも、今の家造りではカーテンでシャットアウトしたり 窓を無くしたり小さくして防ごうとしますが、かつての家造りでは 軒を深くして 太陽高度の高い夏は直接日差しが入らないようにして、高度の低い冬場は暖かい日差しが入る工夫がされていて、おまけに外の風景を取り込んで楽しめるようにしてあります。
安藤建築の家造りの考え方は、かつての日本の伝統的な考え方「共存共栄」が根本です。
一つ一つの材料が対立したり孤立するのでは無く、連動して活かし合い 助け合って、古びること無く、時と共に味わい深くなるものを選んでいます。
自然界をよく見ると、全ての物が繋がって連鎖していて循環しています。
そして、意識することなくダイナミック且つ 繊細に生かし活かし合っています。
まだまだ書きたい事は沢山有りますので、続きはまた明日。
しかも局所的に考え 多面的にはとらえないので他のものと連動する事は、ほぼありません。
例えば湿度一つとっても、湿気を敵と考え ビニールシートで覆ってしまったり樹脂でコーティングしてしまうなどして極力廃絶しようとします。
ところが、ビニールシートで覆う事で湿気を完全に止める事など不可能で、湿気は壁の中などに入ってしまい結果的に結露や腐食の原因を作ります。
日本の伝統的な材料である漆喰や土壁、安藤建築が採用している羊毛やセルロースファイバーなどは湿気を優しく包み込み、必要に応じて吸ったり吐いたりします。
日差しも、今の家造りではカーテンでシャットアウトしたり 窓を無くしたり小さくして防ごうとしますが、かつての家造りでは 軒を深くして 太陽高度の高い夏は直接日差しが入らないようにして、高度の低い冬場は暖かい日差しが入る工夫がされていて、おまけに外の風景を取り込んで楽しめるようにしてあります。
安藤建築の家造りの考え方は、かつての日本の伝統的な考え方「共存共栄」が根本です。
一つ一つの材料が対立したり孤立するのでは無く、連動して活かし合い 助け合って、古びること無く、時と共に味わい深くなるものを選んでいます。
自然界をよく見ると、全ての物が繋がって連鎖していて循環しています。
そして、意識することなくダイナミック且つ 繊細に生かし活かし合っています。
まだまだ書きたい事は沢山有りますので、続きはまた明日。
by yume-holon
| 2016-05-30 16:33