2016年 08月 03日
建物の化学物質について考える
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今日は身体に入る化学物質について考えてみたいと思います。
人間の身体の中に入る化学物質の経路としては三つあります。
一つめは、食べ物 飲み物から入る「経口」
二つめは、皮膚から入る「経皮」
三つ目は、空気から入る「吸引」です。
その中で最も人間の身体に化学物質が入るのは、食べ物 飲み物による「経口」と思われがちですが、実は圧倒的に多くの化学物質を取り込んでいるのは「吸引」で、その割合は経皮が2% 経口が10% 吸引が88%です。
驚くべき事に吸引が約九割を占めていて、さらに付け加えると、吸引のなかの九割が住宅を含む建築の室内空気によるものです。
したがって、皆さんの身体の中に入る化学物質の約80%は 皆さんの学校や会社、住宅などの空気からになるわけです。
ところが残念なことに建物の室内空気を厳しく規制する法律は日本に存在しません。
唯一あるのは、建築基準法上でホルムアルデヒド一種類のみ規制されているに過ぎません。
そのホルムアルデヒドですらゼロにする必要はなく、住宅や お店に使われている新建材には100%入っています。
さらに深刻なのはホルムアルデヒド以外は規制されていないので劇薬指定をされている化学物質が平気で使用されています。
私達は莫大な空気を吸っています。その量は1日約11520リットル、24時間 365日死ぬまで吸い続けます。
一回の呼吸では微量であったとしても1年10年と蓄積すれば信じられない量になるわけです。
飲み水のように悪いとわかれば飲むの止めることができます食べるものも同じです。
ところが空気は吸うのをやめるわけにわいきませんし、住宅に至っては簡単に引っ越したり建て替えたりすることはできません。
住宅用に使用を禁止されている化学物質は、ヨーロッパでは50種類以上、アメリカでは30種類以上あります。
上記の事を考えれば当たり前のことですが、日本では情報が極端に制限されていることと建築業界と政治家、官僚があまりにも強く癒着しているため、この先、法律が変わる予定はほぼありません。
シックハウス症候群、スクールシック症候群等の深刻な問題が既に発生している建築用建材の化学物質の規制や室内空気の汚染濃度の基準値を法令化して欲しいと切に願います。
長くなりましたので、住宅に使われている化学物質については、明日また書きたいと思います。
人間の身体の中に入る化学物質の経路としては三つあります。
一つめは、食べ物 飲み物から入る「経口」
二つめは、皮膚から入る「経皮」
三つ目は、空気から入る「吸引」です。
その中で最も人間の身体に化学物質が入るのは、食べ物 飲み物による「経口」と思われがちですが、実は圧倒的に多くの化学物質を取り込んでいるのは「吸引」で、その割合は経皮が2% 経口が10% 吸引が88%です。
驚くべき事に吸引が約九割を占めていて、さらに付け加えると、吸引のなかの九割が住宅を含む建築の室内空気によるものです。
したがって、皆さんの身体の中に入る化学物質の約80%は 皆さんの学校や会社、住宅などの空気からになるわけです。
ところが残念なことに建物の室内空気を厳しく規制する法律は日本に存在しません。
唯一あるのは、建築基準法上でホルムアルデヒド一種類のみ規制されているに過ぎません。
そのホルムアルデヒドですらゼロにする必要はなく、住宅や お店に使われている新建材には100%入っています。
さらに深刻なのはホルムアルデヒド以外は規制されていないので劇薬指定をされている化学物質が平気で使用されています。
私達は莫大な空気を吸っています。その量は1日約11520リットル、24時間 365日死ぬまで吸い続けます。
一回の呼吸では微量であったとしても1年10年と蓄積すれば信じられない量になるわけです。
飲み水のように悪いとわかれば飲むの止めることができます食べるものも同じです。
ところが空気は吸うのをやめるわけにわいきませんし、住宅に至っては簡単に引っ越したり建て替えたりすることはできません。
住宅用に使用を禁止されている化学物質は、ヨーロッパでは50種類以上、アメリカでは30種類以上あります。
上記の事を考えれば当たり前のことですが、日本では情報が極端に制限されていることと建築業界と政治家、官僚があまりにも強く癒着しているため、この先、法律が変わる予定はほぼありません。
シックハウス症候群、スクールシック症候群等の深刻な問題が既に発生している建築用建材の化学物質の規制や室内空気の汚染濃度の基準値を法令化して欲しいと切に願います。
長くなりましたので、住宅に使われている化学物質については、明日また書きたいと思います。
by yume-holon
| 2016-08-03 22:22